類に分けられる。一つは、京都・東寺(教王護国寺)の兜跋毘沙門天像(図?)に代表される西域風の外套様鎧を着た兜跋毘沙門天像で、もう一つは成島・兜政見沙門天像に代表される唐風の革甲を身に着けた兜跋毘沙門人像である。東寺像は、中国制作の木彫像で平安京羅城門安置の伝承を持ち、おそらく空海や最澄が活躍した時期に唐から請来された像であろう。この像と類似するものとして、空海録外
?東寺兜跋毘沙門天立像
?智泉本兜跋毘沙門天図像
?「別尊雑記」中兜跋毘沙門天図像
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